木材の有効利用
樹木などの植物は、光合成によって、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。この物質を正常に機能させるためには、森林の適正な管理が必要です。そのためには、木材を積極的に利用することにより、森林の整備を進めていくことが必要です。このエコ・ハウスでは、県内の間伐材などの木材を有効に利用した、地球にやさしい建物です。
樹木などの植物は、光合成によって、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。この物質を正常に機能させるためには、森林の適正な管理が必要です。そのためには、木材を積極的に利用することにより、森林の整備を進めていくことが必要です。このエコ・ハウスでは、県内の間伐材などの木材を有効に利用した、地球にやさしい建物です。
このエコ・ハウスには、空気集熱式パッシブソーラーシステムという方法を採用し、太陽熱を有効に活用し、床暖房などに利用しています。
このエコ・ハウスには、冬は太陽熱を利用して、外気を暖め、その空気を床暖房に使い、夏は、家の中の熱を屋外に逃し、夜の涼風を取り入れて冷房に役立たせる、空気集熱式端部ソーラーシステムという方法を採用し、暖房や冷房に要する電力を節約して、二酸化炭素の削減に努めています。温度センサーを見ると、熱が有効に利用されているのがわかります。
屋上の緑化は、夏の建物の温度上昇を抑えます。エコ・ハウス屋上には2種類の植物が栽培されています。
屋上の緑化は、夏の建物の温度上昇を抑え、冷房用エネルギーを節減することが出来ます。
建物の周辺の緑を増やすことで、環境に調和した街づくりが進み、また、都市部が高温となるヒートアイランド現象を和らげる効果も期待されています。
せせらぎの水
エコ・ハウスでは、屋根に降った雨水を集め、施設周辺の水やりなどに利用しています。また、施設前の広場の透水性の舗装も雨や水を地下水として利用できるようにする工夫のひとつです。
水は私たちにとって、非常に大事な資源です。このエコ・ハウスでは、屋根に降った雨水を地下にある雨水槽に集めて、周辺設備の植物への水やりに利用しています。
また、入口にあるせせらぎの水も雨水を利用しています。
このほか、施設前の広場は透水性の舗装で、雨や水が土の中にしみこんで、地下水として利用できるようになっています。
雨水槽
透水性舗装
自然エネルギーは、二酸化炭素の排出量が少なく、温暖化対策にきわめて有効です。エコ・ハウスでは、太陽光発電と風力発電の設備が設置されています。
このエコ・ハウスでは、太陽エネルギーを利用した太陽光発電と、風の力を利用した風力発電による電力を利用しています。
太陽光発電は、家庭やビルなどに積極的な導入が進んでいます。
また、風力発電についても、風の強い海岸や山地などに風車が設置されています。