「奪われし未来(増補改訂版」
 (シーア・コルボーン+ダイアン・ダマノスキ+ジョン・ピーターソン・マイヤーズ)(長尾力/訳)
初版の刊行は一大センセーショナルを引き起こし、日本をはじめとした16カ国で訳書が出版されています。それから5年目に出版された「増補改訂版」では、初版でヒトや野生生物への汚染物質の影響を証明した発見の数々を検証し、さらに、化学物質が体内の化学伝達のはたらきを妨げ、発育を障害し、果ては人生を狂わすという、前代未聞の健康被害に今後どう取り組んでいくべきかを見極めようとしています。今何が問題なのかがわかる一冊です。
推進員の感想
466ページもの分量なのに、読み始めると、止めることが出来ないくらい引き込まれて、一気に読み進んでしまう内容です。読み進むうちに、だんだん恐怖で鳥肌が立ってきますが、最後には「何とかするぞ」と立ち上がる勇気を与えられる一冊です。