「教科書のない小学校」(著者 小松恒夫,新潮社)
昭和57年に出版され、その後絶版になっていた『教科書を子どもが創る小学校』を復刊したもので、著者の小松恒夫氏は、2000年に亡くなる直前まで、日野市の教育委員として「総合学習」の芽を育てるなど、教育活動に関わり続けました。信州大学附属長野小学校の「総合学習」への取組みと成果、20〜25年の歳月を感じさせない、いきいきとした生徒の姿がそこにあります。
推進員の感想
文部科学省の学習指導要領による「総合的な学習の時間」の本格実施がはじまりました。2年間の移行期間を持って取組みを開始した愛媛県ですが、先生や保護者の方の中には、とまどいや不安を抱えられている方もあるのではないでしょうか?そんなときに、この本を手にとっていただきたいのです。時代も違い、子どもたちを取り巻く環境も違ってはいますが、何かしら「感じる」ものがあると思います。是非、その「何か」をこの本でみつけてください。