前回のいきものクイズの解答です!
成虫は飛んだり音を出すための長い前翅と後翅があります。幼虫にはないですが、成虫になる直前の幼虫(終齢幼虫)には小さな翅(翅芽)が確認できますね。でも、バッタによっては成虫でも翅が短い種(例えばヤマトフキバッタ)もいるので要注意です。
新しいクイズ、いきものクイズその17は、みんなが大好きなクワガタムシです。分かるかな?
L. Takechi
もう羽化した成虫はいないはずと、7月からほったらかしにしていたマットの中から直径3㎝ほどの3齢幼虫がたくさん見つかりました。ゼリーも残っているし、親虫はどこへ・・・。移動される前の新成虫が産んだんでしょう、おそらく笑
見つかったカブトムシの3齢幼虫たち
左から、1~3齢幼虫です。頭のサイズが全然違いますね。
そろそろみなさんのお家でもカブトムシの卵や幼虫が見られる時期になりました。卵や幼虫がないか確認したくてうずうずしているお友だちもいるのではないでしょうか?
まずは飼育ケースの底を見てみましょう。メスはマットの深いところに産卵することが多く、幼虫も底の方で活動しているんです。卵や幼虫が見つかったら、マットが乾かないように時々霧吹きをしましょう。成虫は別で飼育します。
底に見当たらなかった場合は、衣装ケースやゴミ袋などにそーっと容器をひっくり返してマットを出してみましょう(ただし、卵はつぶれやすいので、できるだけ秋になるまでマットは触らない方が安全です)。
卵は時間が経つにつれ膨らみ硬くなります。卵の変化やふ化を見たい場合は、透明の容器にマットを入れてそこに卵を置き(卵は手で触らずスプーンなどで扱う)観察しましょう。乾かないようにフタをします。
飼育でわからないことがあれば、気軽にエコハウスに聞きに来てくださいね。L. Takechi
本日は午前中、普段ラジコンボート用に水を溜めているプールで「プールで虫採り!」を行いました。
はじめに、水生昆虫にはどんな仲間がいるのか、どんな呼吸の仕方なのか、また、プールはどんな水辺環境なのかなどを一緒に考えました。
プールでの写真がないのですが(汗)、みんなでがんばってたくさん探しました。
ニホンアマガエルの幼生、ウスバキトンボの幼虫、ケシカタビロアメンボ、エサキコミズムシ、ヒメガムシ、ハイイロゲンゴロウ、ユスリカ類の幼虫などなど確認し、その中でもハイイロゲンゴロウは約40頭見つかりました。
室内に戻ってからは、オタマジャクシの見分け方を学んだり、ハイイロゲンゴロウが何秒おきに水面に空気を取り込みに来るか調べたり、煮干しに群がって食べる様子などを観察したりしました。
ゲンゴロウでは珍しく水面から直接飛び立てるだけあって、ハイイロゲンゴロウが何度も飛び出してみんなびっくりでした。プールにあれだけいるわけです。L. Takechi
本日は午後から昆虫教室「セミの抜け殻調査」でした!
まずはセミについてのお話。
お話の後、セミの抜け殻調査を行いました。結果は、
アブラゼミ・・・7個、クマゼミ・・・0個、ミンミンゼミ・・・0個、ツクツクボウシ・・・1個、ヒグラシ・・・0個、ニイニイゼミ・・・5個
でした。こどもの城では、湿って柔らかい地面が好きなアブラゼミがメインになります。クマゼミは住宅地など街中で多いセミですが、それは地面が乾いて固くなった環境が平気だからなんです。だから毎年おこなっている城の調査ではほとんど見つかっていません。
昆虫教室のあと、こどもの城では少なく、また素早さ故に採集も難しい「ミンミンゼミ」を採った男の子が見せに来てくれました。
個人的にも大好きなセミです。L. Takechi
台風10号の接近に伴う荒天のため、明日8月15日は、えひめこどもの城が終日臨時休園いたします。
それに伴いまして、えひめエコ・ハウスも、終日臨時休館いたします。
ご了承ください。
風も雨も強くなってきましたね。こどもの城にも、エコ・ハウスにも、みなさまのところにも、どうかなんの被害もありませんように。
せっかくの夏休み、遊びに来るのを楽しみにしていたみなさんには大変申し訳ないですが、安全第一です。またお天気の日に、遊びに来てくださいね。